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9月

10月その2

永眠


「出来ること」 2001/10/10

茶々丸の発作は酷くなり1回の発作の時間も長くなる。そして発作時の声も呼吸も大きくなり人間でいうと喘息の発作のような感じなのかもしれない。吐き気もあるよう。
一番苦しいのは本人も呼吸が正常に出来ないことだと思う。肺ガンは本当に苦しいのだと思う。気管拡張の薬を飲ませても目に見える効果もなく気休めなので止めた。
何よりも薬直後は、激しく嫌がり興奮するので必ず酷い発作が起きてよけい苦しむから。
今日は、缶詰を一口舐めただけで終わる。あとは大好きなコーヒー用の生クリーム(スジャータみたいなやつ)。水は変わらず沢山飲むけど、おしっこはごく少量。尿毒症の手前なのかもしれない。
あんなに飲んだ水がどこへ行ってしまうのか?お腹が膨れてきたように見える。
ベッドにいても突然、起きてヨロヨロしながら自分で歩いてトイレに行く。おしっこをしてる間中、苦しくてうなり声を出す。

NETでガンの猫ちゃんを看病してる方たちと知り合い、色々と知らなかった情報を知り焦る、。私は何も知らなくて茶々丸に申し訳ない。勉強不足だった。それに同じようなガンの子のママさんたちは、とても積極的にキトサン、アガリスク、AHCC、サメ軟骨等を与えて出来る限りのことをしてる。やはりこの手のモノに興味があり試そうかと思った。

苦しむ茶々丸を見て、今すぐ病院へ行き治療をしてもらおうかと思いまた悩む。でもそれには血液検査やレントゲンは必要。
きっと茶々丸はまた、大声で泣き喚き興奮するはず。興奮するとよけい呼吸困難になる。病院の前にケージに入れるだけで激しく興奮する。自分でゆっくり歩いてトイレに行くだけで呼吸は苦しくなるのだから、、
やっぱり病院どころか移動すらも出来ない。肺ガンとは胸に水がたまるのだろうか、それなら水を取ると呼吸は少しでも楽になるなら水を取ってあげたい。でもその前にレントゲン、そして部分麻酔?そして水を抜く、、茶々丸がおとなしくしてる訳はない。

それに茶々丸の先生は、今回病院へ連れて行った日、じっくり診察してくれ私の説明を聞いたあとレントゲンだけを撮った。その他は何もしていない。信じられないかもしれなけど、茶々丸は20年間一度も血液検査はしていない。それだけ丈夫な子だった。思えば若いころおしっこの出が悪くなり病院へ通ったけど、私がひたすら尿検査の為、茶々丸のおしっこを運んだものだった。
早い話、先生は茶々丸の極度の臆病な性格も私の性格も知っていて余命は言わなかったし、無駄な?意味のない?血液検査はしなかったのだと思ってる。そういう先生でもあり私はそれなりに信頼してる。

そんなことを考えながら相方の帰りを待つ。今日は病院へ行ってもらい先生に話を今一度聞きに行ってるから。
帰ってきた相方はコンビニの袋を持っていた。その中には茶々丸の大好物のシュークリームが入っていた。それを見た瞬間私は全てを悟った、、。


「迷い」 2001/10/09

まだ迷ってる。早く方向を決めないといけないのに、、。優柔不断な自分に嫌気がさす。
茶々丸は小康状態の時は、目で私を追っている。ハッキリした目で「ボクの側にいてよ!」とでも言いたげに。だけど一度発作が起きれば苦しそうに咳き込み、呼吸も荒く声をだしてベッドの中や周りをフラフラ、ウロウロしてしまう。そして動くと呼吸は更に苦しくなるようでハァハァとなる、、。
本当に薬を飲ませた方が良いのか?苦しんでる時、呼吸困難で気管拡張の薬なのか?それとも痛み止めなのか?どちらにしても薬直後は泡を噴いて大騒ぎするので、呼吸はよけい荒くなり苦しみ熱もあがる。
薬無しでいけるとこまで行った方が良いのか、、決められない。薬もいまいち効果あるのかわからないし。とにかく嫌がるし、ストレスになってると思う。ヨロヨロの身体でトイレの中まで逃げ回るのを見たくない。でも楽にしてあげたい。
気が強い茶々丸は、本当なら激しく抵抗し私に噛みつくのにそれすらも出来なくなってる。
薬を飲ませたあと、嫌がり泡を噴いてたら何かが落ちた。歯槽膿漏でボロボロの歯だった、、若い頃一度だけ歯石を取ったけど、麻酔に弱い茶々丸は昏睡状態になりその後二度としなかった。

点滴、注射、強制給餌その他やってる人には申し訳ないけれど、出来れば私はしたくない今は。諦めた訳ではないけど病気だけでも苦しいのに治療は辛い、これは茶々丸の年齢もあると思う。この子が若ければ辛い抗ガン治療もきっと受けさせると思う。茶々丸は治療するにはあまりにも高齢、、。
でも苦しむ姿を見れば「薬!」と飲ませてしまう自分もいる。今はなんとか食欲は少しでもあるので、これ以上強い薬を飲ませて食欲が無くなったら本当に危ない。

NETで調べるとガン情報はあまりに沢山あり悩む。相方は主治医の先生と同じで自然に、、と言う。先日薬をもらったけど飲ませても効果は?だし、と、「濃縮酸素」を買ってくるという。
病院へ連れて行き治療を受けさせるも、私のように病院はもう行かないのもこの子たちを思ってのこと。何が良くて悪いなんて無いと思う。そう自分に言い聞かせないと辛すぎる。
夜中に発作が起きた時の為に注射器に気管拡張の薬を溶かしていれておく。私は今、リビングのソファで寝てるけど不思議と茶々丸の声で必ず目が覚める。どうしたら「残り少ない日々を少しでも楽しく楽に」出来るのかな。
今日も茶々丸の食べなかったキトサン入りのご飯を、ノラネコ「くろべえ」が食べる。

その後NETで調べた情報から、キトサン、アガリスク、AHCC、サメ軟骨など出てくる。買おうと思ったけど相方が痛み止めと眠らせてあげようと言い、睡眠薬と飲む痛み止めをもらうことにする!と、結論が出た。これで多少胃が荒れても睡眠薬が強くて昏睡状態に落ちても構わない。楽に眠らせてあげたい。今は眠ることも出来ないから。
一生懸命、治療してる人には私の方法は冷たいと思うのだろうなあ。


「セカンドオピニオン」 2001/10/08

セカンドオピニオンとしてNETで獣医さんに質問してみる。末期癌の疼痛緩和には麻薬系の薬が一番いいとの返事。アスピリン系の薬は猫には毒性を発揮するためおすすめ出来ないと。でも茶々丸の先生は電話で、インドメタシンンは処方箋が無いと買えないので、アスピリン系でも良いのかと聞くと良いとの返事だった。他に薬が無かったのかな、、
けれど麻薬系の薬は管理が大変なので処方する病院は少ないとのこと。NETで調べるとこれは2時間程度しか効果は無いらしい。あとの時間はどうすれば良いのだろう。NETの先生は「ブトルファノール」が錠剤もあり、鎮咳作用も強力と教えてくれた。レスも早くなんて親切な先生なんだろう。

そして鎮痛には、サメ軟骨の方が良いかもしれないと教えてくれた。インドメタシン座剤は解熱作用は期待できるけど、鎮痛はさほどでもないとも。(腎毒性のある薬なので腎機能が正常か確かめてから使用)恐らく胸水が溜まって呼吸が苦しいと思われるので除去してもらった方が良いとも。
でも茶々丸のかかりつけの先生が、ブトルファノールを扱っていない場合もあり得るしどうしよう。気管拡張の薬は、苦いけど注射で流し込む。苦しそうな時に無理矢理だけど飲ませると数分で荒い呼吸が少しだけど治まるような気がする。
ところで茶々丸は、末期なんだろうか、。余命などは聞きたくないので聞いていないし、先生は聞けば答えてくれるだろうけど。NETで調べると知らない薬、ガンに作用する健康食品の名前が沢山でてくる。トランキライザー、ステロイド、核酸、、。
今更だけど、茶々丸の今後はこのままで良いのかと悩んでしまう。気管拡張の薬すら1日に3回!、それとも楽になるなら何回でも副作用でても構わないから飲ませるべきなのか、答えは出ない。でも茶々丸は苦いしストレスで飲ませた後、口から泡を噴きながらないて大騒ぎする。我慢して茶々丸、、ごめんね。


「トイレ」 2001/10/07

今朝は熱が高いようで身体も耳もすごく熱い。動物の体温計は無いのでいつも耳を触り温度チェックをしてる。早速座薬を入れてみる。今日は茶々丸を寝かせた状態でしっぽを持ち上げ相方が入れてみる。私は顔まわりを撫でながら声をかける。座薬をお尻の穴に完全に入れるのは難しいようで、入り口付近に入れたまま座薬をおさえる。理由は奥までとても入らないという。茶々丸の体温で溶けるまで数分待つ状態。難しい。
これでは茶々丸は、必死に抵抗するので体力を使って良くない。茶々丸の目はしっかり、ぱっちりで病気とは思えない。普通病気で体調悪いと、目やにが出たりすると思うけど、、。
食欲は気分がまあまあ?と、思われる時に寝てる顔の前にご飯を差し出すとたまに食べてくれる。熱のせいか水は沢山飲む割りにおしっこは少ししか出ない。茶々丸の内臓は丈夫だと思う。痛みや苦しさが無ければ食べることが出来るから。苦しむ今となっては心臓が弱いことを願いたい。

便意を催したようで、突然ベッドから起きてヨロヨロとトイレに行く。茶々丸はまだ自分で歩いてトイレに行ける。
トイレの中でうんちをする姿勢を取る、、でも踏ん張りが弱くて出るのは少量のおしっこだけ。諦めてトイレから出てしまう。トイレから出るとヨロヨロだけど、速効でベッドへ戻る。茶々丸にはベッドの中が一番安全、そして早く座りたいのだと思う。
時に、トイレの中で踏ん張れなくてそのまま砂の上で座り込んでしまう、、。茶々丸の意識はしっかりしてるところがよけい辛い。トイレまで歩いたので疲れて息がよけい荒くなる、、。

気管拡張の薬は、いまいち効いてるのかどうかわからない。息はまだ荒い。アスピリンの座薬では痛みが熱が治まらないのか、ぐっすり眠ることは出来ない。とにかく横にならない。横になると苦しいのか常にスフィンクス状態のまま眠る、でも熟睡すると顔だけが「ガクン」と落ちるので顔が、鼻がベッドに着いてしまい息が出来ずに苦しくて起きてしまう。顔の位置をずらすとまた起きてしまう、、。結局ぐっすり眠ることは出来ないのが辛い。
連休明けに私のかかりつけの医者に頼み、インドメタシンン座薬をもらうことにする。処方箋くれるのかな。


「くすり」 2001/10/06

抗生物質(感染防止)インドメタシンン座薬(痛み止め、解熱剤)気管拡張の為のくすり。この3種類を今後、茶々丸に使うことにする。今日病院へ行き、肺ガンの茶々丸の説明を今一度相方と聞きに行った結果です。
初めは、茶々丸の病気を知っても「自然に、嫌がる無理な治療はしたくない」そう思っていた。
けれど、苦しむ茶々丸を見てそんなことは言っていられない。出来るだけ苦しさ、痛みを取り除いてあげたい。例え治らなくても、、。

茶々丸は人間で言うと当然入院。肺ガンで酸素テント(専門用語はわからない)みたいなのに入ってるか、鼻からチューブで直接酸素を送る状態だという。それを聞いてかなり驚きとショックだった。そんなに酷いんだ、、って。
先生の説明によると、今は抵抗力が弱くなってるので肺炎等にかかる確率が高く抗生物質が必要だと言う。
そして呼吸が荒くハァハァ状態なので、気管拡張の薬も必要。(人間の喘息と同じらしい)因みにタンは出ていない。咳き込みは時々あり。
痛み止め・解熱剤はインドメタシンン座薬を薦められる。
インドメタシンン座薬は、アスピリンよりも効果が強いようでやはりガン患者だからなのかな、、と悲しかった。
最後に、専門用具が無いと個人宅では難しいと言われた酸素ボンベ。これで直接酸素を送るよう。うちで買った酸素補給用「濃縮酸素」のことも言っていた。
先生は「薬は大丈夫ですか?」と、聞いてきたけど、痛みや苦しみを少しでも楽にしてあげたいので「はい」と答えた。先生の言葉の意味は後で理解出来たけど、、。

薬を飲ませるのは、想像以上に大変で2人がかりで押さえてもタイミングが悪くうまくいかない。先生に気管拡張の薬は非常に苦いので粉ではムリ!と。
1個の錠剤を細かく割ったモノを茶々丸の口に入れる。でも、茶々丸の口を無理矢理開けるのはとても勇気がいり怖い。あごがはずれてしまいそうな感じがあって、、。相方も結局失敗して水に溶かし、無理矢理注射で口に流し込む。泡を噴いて口から異物を出そうとする茶々丸、、必要量が体内に入ったのかは疑問、、
すでに息が異常に荒く、続けて座薬を入れられる状態ではない。茶々丸をまず休ませる。

咳きの発作の無い時を見計らい、座薬を入れてみる。私が茶々丸を押さえて相方が座薬を入れる。
茶々丸は必死にヨロヨロのまま抵抗し、足を踏ん張るので身体に力が入り肛門が締まってしまい失敗、、再び挑戦しても座薬が出てきてしまう。とても難しい。ごめんね、茶々丸、、
すでに茶々丸は、興奮し嫌がり「ゼエゼエ」と呼吸が酷く荒く倒れてしまう。私はもう泣きそうだったけど、相方は「今、止めるとよけい可哀想!」と続ける。なんとか小さな座薬(人間分の六分の一ほど)を入れたが、またも茶々丸は倒れて大きく口を開けてハアハアという。
痛み止めを今後も使いたいけど、これを1日に2〜3回はとてもムリかもしれないと思う、。茶々丸の体力とストレスも気になる。
この時、先生の「薬は大丈夫ですか?」の意味を深く理解出来た。熱が下がれば食欲も少しは出るかも?とか、痛みを少しでも止めたい、呼吸が少しでも楽になれば、、これは全部薬を無理矢理飲ませないと、座薬を使用しないとダメなんだ、。逃げる茶々丸を押さえるため、一人ではムリ。意識が無くなりぐったりしてる時でないと簡単には出来ない。
本当に辛い、そしてガリガリなので骨が折れそうで怖くて一気に出来ない。他の人はどうしてるんだろう、肺ガンの子を持った人の話を聞いてみたい。


「声」 2001/10/05

呼吸と共に「ぐうっ、ぐうっ」「うぅっ、うぅっ、」とも声を漏らす。苦しくて自然とつい、出てしまうような感じの茶々丸。これがずっと続く。
4本の手足に力を入れ嵐が去るのを必死に耐えてる。指に力を入れてるので、指先がこんもりしてる。肩で身体全体で大きく息をする。鼻の穴を大きく開け、ハァハァと口も半開きの状態で犬のよう、、。これがしばらく続き、そのまま疲れて眠ってしまう。この「しばらく」が長いけれど、、。熱があるのか耳がいつもキンキンに熱い。
声を出して苦しむ姿はたまらない。
食事はおおさじスプーンで1〜2回分くらいと、水、ミルク、バターを少々だけ。食べてくれない。

昨日,友達が自分の猫の時の様子を教えてくれた。とても苦しんで逝ってしまったと。願いは老衰で枯れるように静かに眠ったまま、、が良いと思うけど現実は難しい。
ガンを始め猫の病気についてのサイトを探してみるけど、飼い主さんも大きく二つに分かれてる。病院へ行き点滴や注射をしてもらい出来る限りのことをする、点滴も注射もせず自宅にて自然に、、と。
どちらを選択しても大きな後悔は残ると思う。
本当に真剣に考えても答えは出ないのだから。どの方法がこの子たちにとって良いのかな、、。
苦しむのに疲れた茶々丸が、静かに眠ってる時は「このまま自然に、、」と思う、。
でも苦しくてベッドから飛び出し、「ぐうっ、ぐうっ」と悲鳴をあげながら、ウロウロ、ヨロヨロと歩き回る茶々丸を見たら、、これ以上苦しむのなら、、とも思ってしまう、、。


「信じられない」 2001/10/04

左の手のひらに茶々丸の顔を乗せてみる。右手で茶々丸の頭、耳のあたりを撫でる。
ゴロゴロと気持ち良さそうに目を細める茶々丸、、。左手には茶々丸のゴロゴロ音が響いてくる。
指でアゴのあたりをこすると、更に目を細める。
こんなに可愛いのに、こんなに普通なのになぜだろう。

どうして茶々丸は病気なんだろう。何も悪いことなんかしていないのに。
小さい時から、とても丈夫で風邪もひいたことはない。病院のお世話になるのは予防注射と去勢手術の時だけだった。
いつも私の側にいてくれた、2度の海外駐在の時も慣れない土地で不安な私と遊んでくれた。笑わせてくれた。
5回の引っ越し,3回の飛行機も一緒だった。
柔らかくて温かい茶々丸を撫でてると、どんな時も気持ちが落ち着いた。
茶々丸がいるのが当たり前の生活が20年続いてる、、。
本当にこの子は、私の前からいなくなってしまうのだろうか、、


「臆病な茶々丸」 2001/10/03

茶々丸は、今日もミニ缶の五分の一も食べてくれない。ミルクも飲まない。水だけはなんとか飲んでくれる。
小康状態の時の茶々丸は、いつもと変わらず優しい顔でゴロゴロ言う。なんて可愛いんだろう、、。若い時はキツイ性格なのでゴロゴロは言わない子だった。老年となり、穏やかな性格と多少変化した。
それでも、極度の臆病、神経質は変わらず。人嫌いで私と相方以外の人間には絶対に触らせない。
お客さんが来ると2階へ逃げる。もうちょっと、人なつこい子なら病院も行く気になれる。
それにしても食欲が無くなり、ここまでの経過が早い。
激しい発作は日に何度も起こる。その度、茶々丸は落ち着かない様子でソファの上を行ったり来たりする。苦しくてじっとしていられない様子、、必死に耐えてる。

今回、病院でレントゲンを撮った時も大騒ぎして暴れて病院のスタッフを驚かした。
「この年でこれだけキツイ子は珍しい」とも言われる。
そして聞こえたレントゲン室からの茶々丸の断末魔の悲鳴、もう二度とあんな思いをさせたくない。病院が他の人間が、大嫌いで怖い茶々丸には、死ぬほどの苦しみだったと思う。
だから私は茶々丸が苦しんでも、もう病院へは連れて行かない。
「どうしよう」「どうしたら良いのだろう、、」そんなことを書いてる間に、苦しむ茶々丸を病院へ連れて行けば良い!「なんて冷たい人間!」「苦しんでるのに放置してる」そう思うだろうけど、茶々丸の性格を考えると、病院や治療はストレスを激しく与える。
それに肺ガンで呼吸困難なのを、病院移動で興奮させてよけい呼吸困難となるのは想像出来る。弱ってる心臓が病院移動中に止まることは避けたい。
まだ若ければ、ガンが治るのなら我慢させただろうけど。最前の方法なんてあるのだろうか、、

去年、私の父親が膵臓ガンで亡くなった時を思い出す。後半は点滴で意識はなかった。、それが無ければ痛みや苦しみで大変な状態だったのだろうけど、、。しかし最後の力を振り絞っても茶々丸は、点滴を拒否して暴れるはず。茶々丸には点滴は出来ない。相方と話して今週、先生と今後のことを相談に行きます。
私たちは何をしてあげられるのか、今茶々丸にとって良い方法とは、、


「頑張る」 2001/10/02

昨日、飲ませた猫用ミルクは問題なかったが茶々丸は好きではないみたい。今日は飲んでくれなかった。
病院食も食べずにマグロ缶と、子猫用の缶詰を少々なめる。おしっこは朝晩の2回。
今日は茶々丸がソファからの移動が大変だと思い、大きなカゴにベッドを用意して寝かせる。

茶々丸は今、頑張っている。
でも頑張ってるってことは、茶々丸には苦しいキツイことなのだと気づいた。
頑張れば頑張るほど、長い時間長い日々を苦しみ、痛みを我慢してることになると思う。
肺ガンは治らないのだから。それは見ていても辛いし茶々丸が可哀想。茶々丸が楽になれるのなら、、楽になりたいのなら逝ってもいいよ、、私はそう言いたい。
この先ガン細胞が大きくなりもっと苦しむのなら、。茶々丸がいない人生なんて考えられないけど、、。


「猫用ミルク」 2001/10/01

猫用ミルクを茶々丸にあげてみる。匂いはいまいち、色はやけに黄色い。味も薄く美味しくはない、。
今まで人間用のミルクをあげてたけど、猫用の方が栄養あるかと思い試してみた。茶々丸は、ちょっとクンクンして少しだけ飲む。人間用のは、下痢をするので良くないのは知ってるけど、茶々丸は便秘なので全然問題なかった。
猫用ミルクを今日少し飲み、明日問題ないようならもう少し飲ませてみよう。
夜は調子が悪いようで、何度も何度も寝る体勢を変えてウロウロする、、。
どの体勢が一番楽なのか?を茶々丸なりに探しているよう、、。
そして苦しいのか痛むのか「くぅ、くぅ、、」と声出す、、どうしよう、、
今日はマグロ缶を少しだけ食べてくれた。


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