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永眠


抱っこしたい!」 2001/09/30

うんこが出た!茶々丸がうんこをしてくれて嬉しい。
昨日ミニ缶を1個も食べなかったけど、ミルク、チーズを少しと病院食を少しだけ食べてくれたせいかな。朝は調子が良いのか茶々丸のご飯の支度をする間、自分のお皿の前でフラフラしながら待っている。これが20年間続いている朝の風景。
マグロ味を出しても食欲ないのか食べずにソファ(茶々丸の定位置)に戻る。

そこからがまた大変で、自分の寝る位置決めに時間がかかる。身体のどこか関節が痛いのか、寝る体勢を取るまでにぐるぐると回り続ける、何度も何度もぐるぐる、、、と。そしてソッと、腫れ物に触れるかのように静かにゆっくりと、ゆっくりと、途中、何度も中腰で5秒くらい止まりながら腰を下ろす、腕を曲げる。
その後は、重労働を終えたようにハァハァと特に息が荒くなる。まだ咳き込んだりする前には、このぐるぐる作業の後、思い切ってバタン!と倒れるように横になっていたけど、今はその思い切りも無い。そっと、静かに、ゆっくり、、だけ。

寂しいのは茶々丸を抱っこ出来ないこと。
理由は身体を軽く持ち上げただけで、その後苦しそうに「んぐっ、んぐっ」と声を出すから。肺が圧迫されるからだと思うけど、横からでも前からでも持ち上げると苦しむ。痛いのかもしれない、、。
元気だったころ、よく赤ちゃん抱っこのようにお腹を上に抱っこしたけどもうムリな願いみたい、、。
寝苦しいようで、うつらうつらしてることが多い茶々丸。
寝ていても突然、咳き込んで起きてしまうことも。やっとの思いで眠れたのに。
自然に!ムリな延命はしない!嫌がる注射も痛い治療もしない!と、いうことは、痛み苦しむのを見てるのに放置してるような気もしてきた今日、、茶々丸はどうして欲しいのだろう、、。


「肺ガン」 2001/09/29

NETで調べると抗がん剤を使うと普通の生活ができなくなる?ような副作用もあるらしい。もちろん個体差もあるだろうけど。そして犬でも肺ガンの場合、アガリクスやキトサンを使うらしい。そしてガン細胞は、炭水化物や糖分が大好きで脂肪は嫌いということも。
点滴について私も抵抗があるしやりたくない。使用したことは無いのでわからないが、いくら点滴には目に見える効果があると言われても、あの細い腕に注射を刺すことは痛々しい。

茶々丸は呼吸が荒く、例えると部屋中走り回った後のようハァハァとお腹が波打ってる感じがずっと続いてる。
時々、特に動くと「んぐっ、んぐっ」と声を苦しそうに出す、。マグロとささみのシニア缶(ミニ缶でいつも水を混ぜペースト状にしてる)を1個も食べてくれない。病院食は全く食べない。なんでもいい、食べてくれれば、、。
たまにだけど食後は顔を洗えるし、寝ていても食事の支度をするハンドミキサーの音に反応しキッチンまでヨロヨロと来る。けれど食べるのはほんの一口、二口程度。

体勢はスフィンクスの状態が一番多い。胸を圧迫すると苦しいようでこの状態が多い。
唯一、嬉しいのは苦しそうにしていても、軽く顔の周りをブラシするとゴロゴロと目を細めて気持ち良さそうにすること。まだ大丈夫!

先日医者に行った時、聞きたいことを私が泣いてしまって聞けなかった。本当ならあの時、先生は余命を告げたのだろうか。自分が情けない、、。
現在、呼吸が荒く鼻の穴を大きく広げて酸素を沢山吸おうとしている茶々丸。この先ガン細胞が大きくなり、症状が進むともっと息苦しくなるのだろうか、その時を想像すると辛い。
昨日、相方が酸素補給用「濃縮酸素」を買ってきた。酸素マスクのようなその形に当然茶々丸は驚いてしまい使えない。意識が朦朧としたときなら使えるのかな、、。それはそれで哀しい。眠りながらも「んぐっ、んぐっ」と声を出している。
←酸素補給用「濃縮酸素」


「アガリクス」 2001/09/28

NETで調べるとアガリクスの名前が出た。先生もアガリクスとキトサンの名を出したし、効果あるのだろうか、。
それより茶々丸が受け付けるのか心配、猫用なら味も美味しく出来てるのかな、、NETで肺ガンについて調べてみる。
茶々丸は、マグロ味なら少しは食べるけど呼吸は苦しそう、、。


「病院」 2001/09/27

数年ぶりに医者へ茶々丸を連れて行く。
偶然前の日に猫雑誌を立ち読みし、老猫に多い病気に肺ガンがあることを知り、茶々丸の咳はそれなのか?とも思ったりしていた。
医者に行く前に私は「絶対に泣かない!」そう決めていたのに病院に着き、早くも茶々丸をケージから出すだけで涙ぐむ、、情けない。
茶々丸のことになると、いつも強気の私でもボロボロになってしまう。レントゲンを撮ることになり、私は待合室で待たされる。
中から断末魔のような茶々丸の嫌がる声が続く。涙がこぼれて止まらない。ココの先生は、ムリに治療をさせない方針のようで自然が良いと言い、数年前から予防注射もしていない。

レントゲンの結果、肺ガンだった。無数に広がるガンの影。その言葉を聞いても前の日に読んだ雑誌のせいか驚くことはなかったが、涙はやはり止まらない、女性スタッフに「まだ、元気なのだからしっかりしてくださいね」と言われる。
茶々丸は数日前から、苦しそうに「んんっ、んんっ、、」と呼吸のたびに声を出す、ため息か鼻が悪い子のように、,

先生は、茶々丸の極度の神経質な性格を知ってるので、「クスリを毎日、無理矢理飲ませてストレス与えるよりも、出来るだけ自然に、何もしないでいきましょう。」そう言った。私も相方もそれに賛成だった。
延命として点滴や注射は、出来るだけしたくない。ただ、今後症状しだいではわからないけど、、
あとは、のんびりと好きなモノを食べさせてあげたいと思った。
最後に病院を出る時、先生から
「最後にこれだけ、、飼い主さんが取り乱しているとこの子にもそれが伝わるので良くないですよ」と、、わかってる、しっかりしなくては。そう思ってるのだけど、涙で先生の顔が見えなかった。声にならない声でお礼を言い帰ってきた。疲れた長い1日だった。

レントゲン、怖かったろうによく頑張ったね!茶々丸!今夜はマグロご飯にしよう、。大好きだよ、、


「マグロ」 2001/09/26

猫はやっぱりマグロが好きなのだと思う。うちの茶々丸にもいえること。
普段は病院食と、カルカン鶏のささみ(ペースト状にする)
最近食欲ないし、最後くらいは美味しいものを、、そう思いシニア用カルカン@マグロとささみ〜をハンドミキサーでペースト状にして水を少々加えてチンする。
これをあげたら「はうっ、はうっ」と声をだして凄い勢いで食べた茶々丸、食欲なかったはずじゃ、とにかく嬉しい。


「2階」 2001/09/25

今朝は調子良かったのか、茶々丸が2階まで上がってきた。
最近は、私が朝寝坊しても2階に「ごはーんっ」と来ることは無かったのに。
機嫌良くベランダにも出たいと言うので、日向ぼっこもさせる。2〜3分だけど。
足腰がかなりフラフラなので階段はムリだと思ってたけど、少しでも動いてくれて嬉しい、。
便秘対策にも歩く方が良いと思うし、目もしっかりしてるし「まだ大丈夫!」そう思えた朝でした。


20歳」 2001/09/24

茶々丸は20歳の秋を迎えた。この夏の終わりごろから、段々食欲もなくなり元気もない。
そして細い身体は、更にガリガリになってしまった。
咳き込むというかケホケホと寝返り程度でもいうほどに、、
「しっぽ亭」は復活したけど、茶々丸はお正月まで持たないかもしれない、、


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